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- 住宅ローンの借り換えについて
任意売却を決める前に、
まず検討したい
「住宅ローンの借り換え」refinancing
任意売却を検討したら、その前に住宅ローンの借り換えを検討してみませんか? ここでは、全国で、不動産に関するさまざまなお悩み相談を承っている「できる任売ナビ」が、住宅ローンの借り換えについてご説明します。
1.住宅ローンの借り換えとは
現在、住宅ローンを組んでいる金融機関から別の金融機関に住宅ローンを変更する手続きを「借り換え」といいます。たとえば、銀行「A」から借りている住宅ローンを、借り入れ条件のゆるい銀行「B」から借りたお金で完済。そして、銀行「B」に住宅ローンの返済をしていくのが基本的な流れです。
1-1.借り換えのメリット
家の売却方法はさまざまです。たとえば任意売却や競売、家の買い替えは住宅ローン整理の最終手段と言われています。ですが、住宅ローンの借り換えには「家を売らなくて済む」という、売却手段にはない大きなメリットがあります。
たとえば金利1.4%で組んでいた住宅ローンを、金利1%のローンに借り換えたとしましょう。これにより、住宅ローンの総額は数百万円少なくなります。ほかに、返済期間が5年長いローンに借り換え、月々の返済額を減らすという方法もあります。この場合も、毎月の返済は楽になるはずです。
このことから、住宅ローンの借り換えは「家に住み続けながら住宅ローンの返済負担を軽くする」方法と言えるでしょう。
2.住宅ローンの借り換えを検討した方が良いケース
「住宅ローンの支払いが厳しい」という場合、任意売却やリースバックなどの手段があります。ただ、売却よりも住宅ローンの借り換えのほうが良いケースもありますので、ここでご紹介します。
2-1.転職した、もしくは転職の予定がある
転職で収入が減り、住宅ローンの返済が難しくなる方は少なくありません。会社が倒産した、もしくはリストラされた場合は収入がなくなるので任意売却がおすすめですが、転職の場合収入自体は安定しています。住宅ローンを借り換え、少なくなった年収に合った返済計画を立てれば家を売ることなく、今の生活を続けられます。
2-2.変動金利でローンを組んだが金利が上がりそう
変動金利で住宅ローンを組んでいる方もいるでしょう。その場合、景気によって金利が上下することに。「現状で住宅ローンの返済が厳しい」「金利が上がる可能性もある」といった場合、固定金利住宅ローンへの借り換えを検討してみてください。
2-3.固定金利でローンを組んだが、今は金利が下がっている
同じ住宅ローンへの借り換えも可能なことをご存じでしょうか? たとえば「フラット35からフラット35へ」といったことも可能です。同じ住宅ローンでも、契約する時期が違えば金利も変わってきます。住宅ローンを組んだときよりも金利が下がっている場合、同じ住宅ローンに借り換えるだけで金利を圧縮できるでしょう。
2-4.固定金利から変動金利になるタイミングにいる
住宅ローンを組んでいる方の中には、「住宅ローンを組んでから数年間は固定金利で、一定期間を過ぎると変動金利になる」タイプの住宅ローンを選択しているケースもあるでしょう。変動金利に切り替わるときは借り換えのタイミングと言えます。途中で金利のタイプが変わる住宅ローンでは、固定金利の間金利が優遇されていても、変動金利に切り替わったら一気に金利が高くなるというケースが多いからです。金利が高くなる前に借り換え、月々の住宅ローン返済の負担を減らしてみませんか。
3.借り換えをするのに必要な条件
住宅ローン審査は借り換えをする際避けては通れないステップです。この審査に通るため、ここでは借り換えの利用条件を確認していきましょう。
3-1.安定した収入がある
無職で収入がない場合、借り換え住宅ローンは利用できません。新しく住宅ローンを組むために、安定した収入が必要となります。
3-2.健康である
注意しなければならないのが、借り換え住宅ローンを検討する方の多くが、はじめて住宅ローンを組む人より年齢を重ねている点です。年齢が上がると病気のリスクも上がります。金融機関は借り換え後の返済能力を確認するため、健康状態も審査条件に入れている点には気を付けましょう。
3-3.住宅ローンの滞納がない
住宅ローンを滞納していない――。これは、借り換えを利用できるかが決まる、最大の条件です。直近で住宅ローンを滞納していると、ローンの借り換え審査には通らないので注意してください。