離婚で住まなくなった家、賃貸に出す?任意売却というもう一つの選択肢 news
離婚によって「もう住む予定のない家」が残ってしまったとき、どうすべきか頭を悩ませる方は少なくありません。
売却しても住宅ローンの残債が残る、だからといって空き家にするわけにもいかない……。
そんなとき、多くの方が検討するのが「賃貸に出す」という方法です。
しかしその判断、住宅ローンの契約違反になる可能性があることをご存じですか?
今回は、離婚後に住まなくなったマイホームをどうするべきか、賃貸と任意売却の違い、そしてそれぞれのリスクやメリットを詳しく解説します。
目次
1. 離婚後に住まなくなった家、どうすればいい?
離婚後、夫婦どちらも家を出て別々の生活を始める場合、自宅が「空き家」になるケースは少なくありません。
このような場合、多くの方が次のいずれかを検討します。
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売却して住宅ローンを完済する
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賃貸に出して家賃収入でローンを返済する
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空き家のままローンを払い続ける(できれば避けたい)
しかし、実際には売却しても住宅ローンの残債が多く残ることもあり、「売っても意味がない」「とりあえず貸したい」という声が多く聞かれます。
2. 賃貸に出す際に注意すべき住宅ローンの契約違反
住宅ローンは「本人が居住すること」を前提に貸し出されるローンです。
そのため、住宅ローンを利用して購入した家を第三者に賃貸に出すことは、多くの場合契約違反に該当します。
住宅ローンで賃貸に出すとどうなる?
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金融機関から一括返済を求められる可能性
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信用情報(いわゆるブラックリスト)に影響
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今後の住宅ローン審査に不利
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「虚偽申告によるローン契約」と判断される恐れ
知らずに貸していた場合でも、金融機関が確認に来た際に発覚するケースもあります。
3. それでも賃貸に出すメリットとリスク
■ 賃貸に出すメリット
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家賃収入を住宅ローン返済に充てられる
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将来的に子どもが住むなど活用の余地がある
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家を手放さずに済む
■ リスクやデメリット
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空室や滞納のリスク
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管理コストや修繕費が発生する
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契約違反による金融機関とのトラブル
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長期的には赤字になる可能性も
「貸せばとりあえず安心」と思いがちですが、リスクや費用も少なくないため、事前に慎重な判断が必要です。
4. 任意売却というもう一つの選択肢とは
任意売却とは、住宅ローンの残債がある状態でも、金融機関の同意を得て市場価格で不動産を売却する方法です。
通常の売却では残債が返しきれない場合でも、任意売却なら残った債務の分割返済や減額交渉も可能です。
任意売却のメリット
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競売よりも高値で売却できる可能性がある
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信用情報への影響を最小限に抑えられる
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引越費用を確保できるケースも
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状況によっては「住み続けるリースバック」も可能
5. 任意売却と賃貸、どちらを選ぶべき?判断ポイント
比較項目 | 賃貸 | 任意売却 |
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ローン契約違反の可能性 | 高い | なし(正規手続き) |
初期コスト | 管理会社費用・修繕費等 | 基本的に不要 |
収益性 | 空室・家賃滞納リスクあり | 売却益に期待は薄いが損失抑制 |
長期的負担 | 賃貸管理の手間やリスク継続 | 売却後は清算・整理可能 |
金融機関との関係 | 契約違反による悪化リスク | 合意のもとで円満に解決 |
今後の生活や家計、信用情報への影響を考えると、「任意売却」で早期に整理する方が安心できる選択となるケースも多くあります。
6. まとめ:後悔しない選択のために専門家へ相談を
離婚により住まなくなった家をどうするかは、今後の人生設計に大きく関わる重要な問題です。
安易に賃貸に出す前に、「住宅ローンの契約内容」「収支計画」「信用への影響」などをしっかり確認し、必要であれば任意売却というもう一つの選択肢を検討してみてください。
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